2008年6月13日金曜日

Because the economy and money-7

さて、翌日、「いやー、まいった。まいった。母ちゃんと娘、出てちゃったよ!」と、言いながら入ってきたKさん。カウンター席に座りながらまた、ひと言、「まいっちゃった。いや、本当に・・」顔面、疲れが見えて、つやもなく
かなり、落ち込んでいるな・・と思いながらも、コーヒーをだし、「きのう、奥さんさ、娘さん同伴で挨拶に来てくれたよ。宜しくって言ってたよ。」
「そうだべ・・・言ってたよ・・行って来たって。」
「・・??べ・・??」
「奥さん、実家手伝うそうじゃない。」
「ああ・・・」
「大丈夫?これからどうすんの?」
「そうなんだよ・・まいっちゃったよ」
「参っちゃったよ・・ばっかじゃん。」
ため息かよ・・・。
「だから、俺んとこへコーヒーにも来ないで、そんなとこへトチクルッチャタ罰ダヨ!」
「おー!そういうこと言うなよ。へこんでんだからヨ。」
「アハハ、悪かった。悪かった。」
「あー、そうだよ笑えばいいさ。」
まあ、なんだかんだ、他人の不幸は楽しいというか・・おもしろいというか。
「お前だけだな、まともなのは、おーもだし、俺もだし・・な!」
それから数ヶ月後、彼の生活は、奥さんと可愛い一人娘を失い、company fired、それが原因の彼女と同居、入籍し、Part-time jobを転々とし、果ては、お水のドアボーイ、皿洗い、ホステス送迎、呼び込み、そして、細いヒモからだんだんと太いヒモに変貌していく姿はまるでドラマのようでした。でも、どこか愛嬌があり、憎めない、そしておしゃれなKはめげずに、また違う女に手を出してます。
「内緒だからな!バレタラ殺されッズ!」笑です!
これで彼のProteanDisastrous start in life。(続く)