2008年6月12日木曜日

Because the economy and money-6

それから、数日経って彼の奥さんが子供連れでお茶しに寄りました。
私たちとしては、何も知らない状態で彼女に自然と接しました。3歳の女の子の子供が一人、我が家の娘と同い年です。
「やー、Kさん珍しいね。」オーダーを頼まれ、お茶を飲みながら、彼女の口から、とうとう聞いていた話に触れる言葉が出たのです。
「私と娘、田舎の実家へ帰ることにしたの。だから、マスターとママに挨拶をかねて来たの、今までどうもねー、お世話になっちゃって」
「えー、なんでまた急に、転勤でも?」シラバックレテ聞きました。
「ちがうのよ、うちのKに女ができてネ、会社の金は使うし、私の叔父にも見放されちゃったのよ。」
「え!叔父さんて奥さんのほうの叔父さんだったの?あの、親会社の?」
「そうよ、もう、あきれ返っちゃって、あのバカ!」
「じゃ、Kはどうすんの?」
「こっちにおいていくわよ。」
「じゃあ、今まで通り?アパート暮らし?」
「もう、内の親もカンカンだし、知らないわよ!独りで暮らすか、その女と暮らすんじゃないの?」
「仕事は?」
「うちのK、クビ!なったのよ、company's moneyを使い込んじゃって、身からでたサビ!」
「私は、実家の酒屋でも手伝って、娘を育てるわ。」
「何とか、仲直りできないの?せっかく家族ぐるみで仲良くなれたのに。」
「うちのKはその気だけど、わたしはもうゴメンだわ。」しばらく沈黙・・・
「とにかく、そういうことでごめんなさい、本当にお世話になって、Kのことよろしくね、私はいなくなるけど・・・」
「じゃあ、お二人ともお元気で、私の実家のほうへ来ることがあったらよってね。」
とうとう、先日の話が現実になってしまったのです。
メガネ屋のおーさんと、Kさんと、私たちと、仲のよい家族同士のお付き合いだったのに、また、ひとつお金が原因でしょうか?壊れてしまいました。(続く)