2008年6月23日月曜日

Because the economy and money-15

いよいよ、投票結果の発表です。
約、30数名の立候補者全員の、開票がスタートしました。
私は、ハンディ無線機を持って、開票の進み具合と、票の数字の伸びを、たっ君の事務所に報告を入れます。
頼むから、当選してくれ!心から祈っていました。
開票も終盤になってきて、全体の数字が見えてきました。
結果は残念なものでした。当選確実なものにするには、約1,000票必要だったのですが、たっ君が得た票は、
650票だったのです。
私の予言は的中してしまいました。
事務所に、戻ると、たっ君は、ガッカリし、しゅんと肩を落としていました。慰める言葉も見つかりません。
彼の、お姉さんと、妹さんは、こうなることを予測していました。
ちゃんと、分かっていたのです。皆が、一生懸命、選挙運動をしていなかったことを。
静かになった、事務所では、たっ君、お姉さん、妹さん、そして、私と、涙が出てきました。
奥さんもいない、商売はつぶれたBankruptcyも同然、 金Moneyもない、そんな男に、誰も協力するはずがない。
戦いは終わりました。
また、明日から、何とか食べていく生活に戻らなければなりません。
めげない、彼に、また、追い討ちになるようなことが起きるのです。(続)